なぜ犬用のおやつの
製造を始めたのか?
2019年にバーニーズマウンテンドッグのキルシェと暮らし始めました。子供の頃に一緒に過ごした犬とは違い、キルシェは食が細く、すぐにお腹を壊してしまう子でした。そこで私は、犬の食事と体調管理の大切さを知りました。
大型犬という事もあり、子犬の頃からしつけ教室に通い始めました。しつけ教室ではご褒美を使ったトレーニングを行う訓練法で、わんちゃんと飼い主が信頼関係を築きつつ取り組めるスタイルでした。そこでご褒美としておやつを使うのですが、わんちゃんの好物度によって意欲が大きく異なるのです。
大好物なおやつだと集中力も意欲も違います。わんちゃんにとっても楽しく感じるトレーニングは飼い主との良いコミュニケーションとなります。
トレーニングに使うおやつは小さくちぎって少量ずつ使うのですが、お散歩や新しい訓練、動物病院での治療など様々な場面で使います。
なので少しでも体に良いおやつを使いたいと思い、自分で作り始めたのがきっかけです。
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point1 素材の
こだわり余計な物を入れないように
おやつには私自身が食べている水準の素材を原材料として使用しています。現在も自分の愛犬におやつとして与えています。
鶏肉やイノシシ・鹿肉などのジビエ肉は国産を使用し、牛肉などは国産やオーストラリア産など、素材の良さによって厳選しています。大型犬の寿命は比較的短く、10年前後と言われています。少しでも健康で長生きして欲しい。これは、犬種に関わらずわんちゃんと暮らす飼い主の共通の願いです。食事は健康を維持する上でとても大切です。食材がちゃんと体の中で消化され、栄養が吸収される事で健康を維持する事ができます。わんちゃんにとって良い食材を選び、良いおやつを作っています。
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point2 食の安全と
おいしさの
ひみつ低温でじっくり
おやつにおいしさを求めるのはもちろんですが、安全なおやつであることが前提です。防腐剤を入れずに細菌を増殖させない工夫が必要となります。
当店では製造したおやつを細菌検査・水分検査などに出して、製造工程をチェックしています。検査をお願いしている会社から製造行程のアドバイスなどを頂きながら、製造を行っています。ジャーキーは原材料のお肉をスライスして、乾燥して製造しているのですが、温度によって食感や香りが大きく違います。低温でじっくり乾燥する事で素材の味をしっかり残したジャーキーを作る事ができます。時間はかかりますが、おいしいジャーキーができあがります。
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point3 新しい
情報を
取り入れる健康や飼育環境が
より良いものになるように私が子供の頃にわんちゃんと暮らしていた頃とは飼育方法が大きく変わったと感じています。ペットの栄養学の分野も研究が進んでいます。独学で学ぶだけでなく、専門的な講義を聞き、犬の栄養学や習性など学び、わんちゃんの健康や飼育環境がより良いものになるように反映させて行きたいと思っています。
私は現在、愛犬キルシェと迷子猫サバ男と暮らしています。人以外と暮らす楽しさを満喫しています。「言葉が通じなくても気持ちが通じる」私にはとても嬉しく感じる瞬間です。
わんちゃん・ねこちゃんだけでなく、色んな生き物と暮らす人が人以外と一緒に暮らす楽しさを感じてもらいたいと思っています。